ゴルフは頭でスコアメイク

風が強い!風と上手に付き合うコツとそのテクニック!

ゴルフはコースと自然との戦いです。その中でも風というのは切っても切れない縁です。
ラウンド中によく聞く風の種類は以下の通り。
・追い風=フォロー
・向かい風=アゲンスト
・横からの風
この中でも多くのゴルファーは距離が飛ばないからアゲインストを嫌う人が多いですね。またスライサーのゴルファーは風によってさらにスライス幅が増すのでで特に嫌う傾向があります。
今回はプロやゴルフの達人から教わった風との上手な付き合い方を紹介します。

もくじ

  • ホールごとの風を全集中で感じとる
  • フォロー(追い風)の場合
  • アゲインスト(向かい風)の場合
  • サイド(横)からの風の場合

ホールごとの風を全集中で感じとる

ティショットの前に芝をちぎって毎回風を計測するのは良いルーティーンです。
それに合わせてコース全体の風を把握すると風の読みの精度がグッと上がるのです。
コースの特性上すべてのホールがアゲンストなんてことはあり得ません。アゲンストもあれば必ずフォローもある。それがゴルフなんです。
コースによってはスコアカードの裏などに全体図があるのでそれを見ながらコース全体の風を把握するとさらに風を読む力が増すでしょう。ホールごとに木や吹き流し、海岸沿いなどホールならではの風もあります。
また季節によっても夏は南寄りの風、冬は北寄りの風などあります。

頭のいい上手な人はティショット前に全集中で風の状況を読んでいるはず。
自分が感じる風、木の揺れ方、雲の動き、ピンの動き、風の通り道、風の呼吸のような強弱などです。
特に最初の3ホールは全集中で風を感じ取ろう!
池のさざなみで風をチェック
木々の上の方の枝の揺れや雲の動きで風をチェック

フォロー(追い風)の場合

フォローは距離が伸びるので好きという人が多いと思います。
特にフォローの中でのティショットは気持ちいいです。
ところがフォローの時に気をつけなくてはならないシーンもあります。
それはグリーンを攻める時です。いつも通りピンを狙ってナイスショット!球は風に乗ってグリーン奥の左足下りのバンカーになんて入ったら最悪です。フォローの時はグリーンのフロントエッジ(グリーンの手前)を狙っていきましょう。
また、上空のフォローが強すぎると弾道が風の影響で押されて球が上がらず逆に距離が延びないといったことも起こることもあります。
あと心理的なことですがフォローだと飛ぶから飛ばしてやろーと思う人が多く、力が入ってOBやチョロったりとミスする人も多いです。フォローこそ力を入れずいつも通りリラックスしてショットするようにしましょう。

フォロー(追い風)で気をつけること
1.グリーンを攻めるときは特に気をつけましょう。(グリーン奥はハザードが多い)
2.風に押しつぶされて弾が上がらず飛距離が落ちることもある。
3.無理に飛ばそうとせず力を抜いて気楽にショットしよう。普通に飛びます!

アゲインスト(向かい風)の場合

アゲインスト(向かい風)が嫌いな人多いですよね。アゲインストの時にティショットで飛ばそうとしてマン振り(思いっきり振ること)するのは失敗の元です。普段のスイングができない上に、スピン量が増してボールの曲がり幅も大きくなってしまいます。
アゲインストの時ほどリラックスして練習場のような気持ちで気楽に振ってい苦ことが一番良い結果に繋がります。
グリーンを攻める時もアゲインストだとボールが止まりやすくなります。
思い切ってピンを狙っていきましょう。メーカーズゴルフのおすすめは1番手もしくは2番手大きなクラブを持ってスリークオーター(4分の3)のショットで攻めていくことです。スピン量も抑えられ風の影響も少なくすむでしょう。
上手な方はアゲインストの時、風に負けにくいドローショットを打つ方もいますが相当な練習量が必要です。頭のいい方は番手を変えて気楽に風と付き合っていきましょう。

アゲインスト(向かい風)で気をつけること
1.マン振り禁止。リラックス!
2.曲がり幅が増えます。スライサーは特に曲がるので要注意。ドローは風に強い。
3.グリーンでボールが止まりやすい。
4.風の分だけ大きな番手を持って気楽にスイングしていく。

サイド(横)からの風の場合

ピンの旗の動きから風をよむ
横からの風は自分の持ち球に影響してきます。
スライサーが左からの風に乗ってしまうとボールは果てしなく右に曲がってしまいます。
ドローの方が右からの風に乗ってしまうと左方向へ果てしなく曲がってしまいます。
またその逆で持ち球と風をぶつけて喧嘩させると距離は減って曲がり幅も少なくなります。
風を上手に使うことはゲームの醍醐味ですよね!
・ドロー 右からの風=距離が延びやすく曲がり幅大きい。
     左からの風=距離が短くなり曲がり幅が少なくなる。
・スライサー 右からの風=距離が短くなり曲がり幅が少なくなる。
       左からの風=距離が延びやすく曲がり幅大きい。

横からの風で気をつけること
1.持ち弾と風の曲がり幅を考えてからショットする。
2.横からの風は距離が少し落ちる。

まとめ

上手な人ほどショット前の状況判断に全集中しています。コース全体の風を把握すること。自分の前に打つ人がいればその人がどれぐらい風の影響を受けたか?自分の持ち球に合わせて風と上手に付き合うことがゴルフを楽にするコツです。
どんなに技量が上がっても風が読めなければスコアアップには繋がりません。全英オープンなど風速10mを超えるような中でラウンドしています。
風との戦いというか風と上手に付き合うこと、頭を使えばもっとスコアが上がることは間違いない。
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