自分の飛距離を勘違い??間違いだらけの飛距離の計算!
あなたは今par4のセカンド地点にいます。そこから距離を測るはずです。ピンまで残り160ydと判断しました。 さてそこから何を基準にクラブ選択しますか? 多くの人は自分の飛距離を勘違いして状況判断を誤り、大きなミスを犯しボギーまたはダボ、、、トリ、、、など大叩きするという結果に繋がります。自分もそうでした。だから100切りできないんですよね。 私の7番アイアン160ydとぶからと言う人が良くいますがそれだけだと頭悪いんですよね。。。 達人や先輩方から教わった残りの距離から簡単に自分のクラブを判断する4つの方法を紹介します。
もくじ
・ライの確認
・ロケーションの確認
・キャリーとランの計算
・直近のショットのコンディションの確認
ライの確認
1度でもラウンド経験のある方ならわかると思いますがゴルフ練習場とゴルフ場ではショットが全然違う時があります。それはライが違うから! ライさえ判断できれば100ギリに繋がります。 中・上級者が「やったぜ!ライが良いから打てる!」、「ライが悪いから刻もう、、、」などと言っていませんか? 100ギリできない多くのゴルファーが知らない「ライ」について紹介していきます。 ※ライとはショットするという観点からボールの置かれている状態や自分のスタンスするときの足場{芝や砂}の状態のことです。
(1)良いライとは 練習場のようにボールを基準にスタンスをとった時に足元の段差や障害が少なくフラットでフェアウェイの上にあることです。こんな状況だとほぼ練習場通りのスイングができるのでショットの安定に繋がります。
(2)悪いライとは 立つ場所が斜めになって立ち辛かったり、林やラフの中でボールが沈んでいたり目の前に障害があって打てないような状況にあることです。 みなさん考えたことがありますか? 右足上がり 左足上がり 右足下り 左足下り 爪先上がり 爪先下り ゴルフ場ではそれらが複合的なっているんです! ライが悪い状況では練習場通りの球なんて打てるわけないですよね。 それぞれの立ち位置のライによって打ち方を変える必要があります。打ち方については上手い方に習ったり他のレッスン動画やレッスンを受けてください。それらのライによって球筋や飛距離はある程度読むことができます。それだけで正確な距離を判断する基準になってくるでしょう! ここではライを判断するだけで大叩きしなくなるということだけ伝えておきます。状況判断さえできればラウンドの後、ライに応じた練習をすることができます。ライを理解できずショットを失敗した場合はいつまで経っても改善できません。 まずはライの状況を判断しどんな球筋がでて飛距離がどれぐらいだったかを覚えておきましょう。
2.ロケーションの確認
ゴルフ場は室内にあるわけではなく自然の中にあります。 ゴルフの醍醐味は自然との戦い(自然と同調)とも言われています。風が吹いている(向かい風、追い風、横から)、季節や気温(寒暖、湿気)、天候(晴れ、雨、曇り)、時間帯(朝、昼、薄暮)、場所(平地、高原、海沿い、山岳)。 風が追い風なら普段より飛ぶし、向かい風なら普段より飛びません。 また風が横から吹いているなら玉は曲がります。 さらにゴルフ場には風が遮られているところもあれば吹き抜けになっているところもあります。風を読む、風に乗せる、風と喧嘩させるようなショットが打てるようになればそれぞれのクラブの飛距離が計算できるようになるはずです。 参考までに例をあげておきます。 ・ドローヒッター×左からの風=ドローしづらくなり飛距離を落ちる ・フェードヒッター×右からの風=フェードしづらく飛距離が落ちる ・冬は飛距離が落ちる ・標高が高いと飛距離が伸びる ・リンクスや海は風が強い
3.キャリーとランの計算
100ギリできない多くのゴルファーは飛距離の考え方を間違っています。 ゴルフとは距離のスポーツなので距離を間違えるだけでスコアアップには繋がりません。つまりいつまでたっても100切りゴルフができないんです。 飛距離には、「キャリー」と「ラン」があります。 (1)キャリーとは ボールが飛んで着弾するまでの距離のことを言います。 (2)ランとは 飛んでいる距離+着弾してからボールが転がった距離のことをいいます。 俺はドライバーで280ydとんだぜーとか、7番アイアンで150ydなんだ、と言っていてもほとんどのゴルファーはランを含んだ距離になっているでしょう。 例.バンカー越えるには250ydの飛距離が必要なシーン 例.ピンまで150yd。グリーン手前には池、さらにピンが手前に切ってあるシーン。 理解いただけたと思いますが今のようなシーンだと大事なのはトータル飛距離(キャリー+ラン)ではなく、キャリーの距離なんです。 まずはキャリーがいくつでランがどれぐらいなんだってことで飛距離を計算することがもっとも重要なんです。ランに関してはライによっても左右されてきますからね。 ゴルフは飛距離を目指す競技ではありません。自分の狙った距離を打ち分けていく、それがゴルフの醍醐味なんです!正しい飛距離を理解すればあなたのゴルフは飛躍するでしょう! point 初心者ゴルファーのなかには中古ボールの詰め合わせなどでラウンドする人もいますがそれはお勧めしません。ボールに関しては安くてもいいのでいつも同じボールを使うようにしてください。 ボールによって飛距離(キャリーもラン)にも大きく差が出ますしパッティングの距離感も合うようになりますよ。
4.直近のショットのコンディションの確認
例えばラウンド当日の体調やラウンド前の練習や前日など直近のショットがどうだったか。 ゴルフはナマモノと言いますが直近のショットは非常に参考になります。 ・ダフリやすかった ・トップしやすかった ・ドロー気味で捕まりやすかった ・スライス気味で擦り気味だった ・体が痛い(腰、肩、肘) ・体が柔らかい、回りやすい ・プッシュしやすい 直近の球筋やコンディションを理解するだけで調子が悪くてもうまくスコアメイクできるはずです。ゴルフに大事なのはその日、その時のコンディションを把握し、再現性の高いスイングをすることです。その日はスライスしか出ないのならスライスすることを前提にスタンスしてラウンドしましょう。上がってみると結構スコアが良かったなんて良くあることです!
まとめ
ゴルフはティーイングエリアからピンまでの障害をクリアしながら距離感を求めるスポーツです。 別に飛ばさなくてもいいんです。自分のクラブとその距離が把握することと自然という不可抗力をなんとなく計算できればほぼ狙い通りの距離が打てるはず。そうすればスコアはまとまるものなんです。 ・ライの確認 ・ロケーションの確認 ・キャリーとランの計算 ・直近のショットのコンディションの確認 これの一つだけでも実践していただければあなたは頭を使えるゴルファーです。あなたの8 番アイアンの飛距離は?と聞かれた時にキャリーが150ydランが5ydで155ydぐらいかなと言えるようになると、相手からも「この人はやり手だな、、、」と思われるようになりますよ。