雨のラウンドで気をつけたいマナーと覚えておきたい雨特有のルール

雨の日に気をつけたいマナーをまとめてみました。ゴルフは一人ではできないスポーツです。雨が降ろうが同伴者への気遣いは大事なものです。また雨の日特有のルールも挙げておきます。これを参考にしていれば雨の日のラウンドもスムーズにいくはずです。

雨のラウンドで気をつけたいマナー

同伴者全員が余裕がなくなる
雨のゴルフは誰もがルーティンが増えます。
また悪条件のためほとんどの方が調子を崩しているはずです。またクラブを取るにもカートのカバーを外したりとクラブを取るだけで渋滞することもしばしばです。
そういうもんだと思って普段以上に心に余裕を持ってラウンドするようにしましょう。
雨の日にスマートにゴルフしている人は本当にカッコいいですよ!

カートのカバー
雨のラウンドはカートの雨避けのカバーをします。
それの開け閉めの回数が増えるのですがマナーの悪い人がいると雨がダイレクトにキャディバッグにかかったり、ひどい人になると自分のクラブを取ったらカバーをせずに全員のクラブがびしょびしょになるなんてことがあります。カートはみんなで共有しているのでカバーは雨がかからないようちゃんとするように意識してください。

トラブルが増えることを前提に行動する
雨の日は普通にしていてもトラブルが増えます。
できる限りトラブルが増えることを前提にラウンドしましょう。
例)クラブは多めに持っていく
例)自分のショットを誰もみていないケースがある(暫定球や声がけ)
などです。
重大なトラブルが発生するとみんな雨の中で足止めをくってさらにびしょ濡れになる可能性が増えるのです。
また余裕がある人ほどトラブルになっている人を助けてあげましょう。

雨のラウンドで覚えておきたいルール

テンポラリーウォーター(水でぬかるんでいる場合)の処理
1.ジェネラルエリア(ペナルティなし)
完全にテンポラリーウォーターを避けられる地点でホールに近づかない地点にニアレスポイントを決める。
ニヤレストポイントから1クラブレングス以内にドロップすることができます。

2.バンカー内(一部ペナルティあり)
バンカー内が水たまりだった場合はドロップは必ずバンカー内にしなくてはなりません。
バンカーの外にはドロップできません。
バンカー内にドロップ位置が決められない、またはショットすることができない場合は、2019年からの新ルールの適用で2打罰でバンカー外のドロップができます。
ホールとボールを結んだ後方線上のバンカー外で1クラブレングス以内にドロップします。
(ショットした場所がバンカーから近い場合は1打罰でショットしたから打ち直すことも可能。※スロープレイにならないようにして下さい)

3.グリーン上(ペナルティなし)
グリーン上のテンポラリーウォーターの処理はドロップではなく、プレース(そのまま置くことができる)します。
また、ライン上にテンポラリーウォーターがある場合も、それを避けられる位置でカップに近づかない場所にプレースできます。
大雨の日は特に注意してください。
大雨の時はたいてい避ける場所もなくなるのでそういった時はプレーを中断するしかないでしょうね。

ボールが埋まってしまった場合の処理(ペナルティなし)
2019年に改正されたルールではジェネラルエリア(ハザードとグリーン以外)でボールが地面より下に少しも埋まってしまった場合、ペタルティなしで救済を受けることができます。ディポット後などはダメです。あくまで自分のショットの勢いで地面に埋まってしまった場合です。
処理の仕方は簡単。
ボールが埋まっていた場所から、ジェネラルエリア内でホールに近づかない1クラブレングス内にドロップします。ドロップの際は、ボールを拭いたり、別の球に交換することも可能です

プリファードライの処理(ペナルティなし)
プリファードライとはローカルルールです。
ゴルフは基本的にはあるがままでプレイするのですがコースの状態が何かの理由で状態が悪い時に公平性を保つためにライを改善してプレーすることが許されることを言います。
例えば大雨でボールに泥がつきやすい、猪に荒らさた箇所がある、などです。
処理方法は、ボールを拾い上げて汚れを拭き、指定された範囲内(ワンクラブや6インチなど競技委員会や主催者が設定)にプレース(ドロップではなくそのまま置くこと)することです。
雨の日などは「プリファードライあり?なし?」と確認するようにしましょう。
雨の日はスコアが纏まりにくいものです。
だからこそマナーとルールをしっかり把握して紳士、淑女としてこれだけはちゃんとしようというものを挙げました。
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