2022年新春からスロープレイについて考察してみる。一度でも「走って〜」「クラブは何を使いますか?」なんて言われた人必見
「走って〜」 「後ろから来てますね〜。ちょっと急ぎましょうか」 「ボール見えてますよ〜」 「素振りは2回までで」 「クラブ何使いますか?」 「さあいきましょうか?」 「○○さんの番ですよ」 「○○さんどうぞ」 「さぁ走りましょうか」 「クラブは後でしまいましょう」 「スコアはカートで書きましょう」 こんなこと聞いたことありませんか? 聞いたことある人!あなたに向けられた言葉だったらは要注意です。 あと今回は技量や技術についいては大きく触れませんが 平均アベレージが「108以上の方」はどんなに急いでいても結果的にスロープレイになりがちなので意識してみてください。 そもそものお話、、、 スロープレイな人ってこんな人なんですよね。 「自分がスロープレイであることに気づいていない!」、 「スロープレイが人に迷惑をかけていることも気づいていない」、 スロープレイしている人は周りから見ると 「段取りの悪さと身勝手さを露呈している」と思うんです。 私もゴルフを始めた頃言われたことは「ゴルフは下手でもいいだ。プレイが遅い人は頭が悪いと思われるから早くできるようにしろ」と教わったものです。 また昔からゴルフをするとその人がよくわかると言われています。 だからゴルフは社交の代名詞でもあり接待などでも利用されるんですよね。 あなたは 「段取りが悪い人」、 「自分勝手な人」、 と思われたいですか? ほとんどの人が「ノー」と答えるでしょう。 ではスロープレイにならないためには何をすればいいのか? また周りにスロープレイな人がいる場合、周りの人がどのように対応したらいいのか? この2つの視点から考察してみたいと思います。
もくじ
・スロープレイとは?
・何度も繰り返す動作を改善する
・少しでもプレイを早くしたいという人がやらなくてはならないこと
・身近にスロープレイヤーがいる場合どうしたらいいのか?
スロープレイとは?
コースによっては定義が異なりますがハーフ2時間〜2時間15分と定められている事が多くそれ以上で回ってしまうことや同伴者や自分たちの後ろの組みの方達に迷惑をかける行為のことを言います。つまりプレイや進行が遅いことを「スロープレイ」と言います。 別の見方では前の組みと1ホール開けられてしまったらそれは完全なスロープレイですね。 ・前の組が見えなくなってしまった ・後ろを振り返ったら次の組が素振りをしている こんな場合は要注意です。
何度も繰り返す動作を改善する
ゴルフというスポーツは目線を変えると同じ動作を何度も何度も繰り返すスポーツです。 地道ですがその一つ一つの動作の無駄を無くしていく事がスロープレイの改善につながります。 例_ティーショット グローブをはめる クラブを取る 距離を測る(目測や計測) 素振りをする ポケットからボールを取る ティをさす 方向を見定める ショットする ショットの行方を確認する ティーを拾う クラブをしまう 次のショットの位置まで移動する 例_グリーン ボールをマークする グローブを取る パターカバーを外す 距離を測る ボールを置く 素振りする パットする ボールを取る カバーをはめる パターをしまう スコアを書く 例_カート 人を乗せる 人を降ろす 道具をしまう 道具を出す 次のホールへ移動する ボールの位置へ移動する スコアをつける などちょっと例をあげるだけでもこれだけの動作をショットやパットのたびに繰り返していくのです。 スロープレイをする人の特徴はこの行為の一つ一つが遅いんです。 ゴルフ慣れしている人から聞いた話ではその動作の遅さを段取りと言い、段取りの悪い人は仕事も遅いなどとよく話しています。 仕事の話は置いておきますが 「走って〜」 「後ろから来てますね〜。ちょっと急ぎましょうか」 「ボール見えてますよ〜」 「素振りは2回までで」 「クラブ何使いますか?」 「さあいきましょうか?」 「○○さんの番ですよ」 「○○さんどうぞ」 「さぁ走りましょうか」 「クラブは後でしまいましょう」 「スコアはカートで書きましょう」 と言われた事がある人はこの動作一つ一つを見直していきましょう。 上手い人は何かをしながら次の行動をしています。
少しでもプレイを早くしたいという人がやらなくてはならないこと
・ポケットの中身 ラウンド前に1日で使う道具をポケットにしまっておきましょう。 ポケットにボール2個以上、ティ(長いティ×2、短いティ×2)、マーカー、フォークを必ず入れておく。 ボールをよくなくす人はカートのカゴまたは取りやすい場所にその他のボールを何個か出しておく。 ・打つまでの時間を早くする 自分の打つ順番になって素振りを何回も何回も繰り返す人がいますがいい加減にしてください。 練習場ではないので2回から3回までにしてください。 あと打つと決めたら固まらずすぐにショットしてください。 ・ボールのある場所へクラブを何本か持っていく 上手い人でも初心者でも同じです。 初心者は UT1本、7I、PWを持っていればグリーンまでは十分たどり着けると思います。 自分の距離は○○ヤードだといってそれしか持っていかないなんて絶対にやめてください。 上手い人は自分のボールの距離が大体わかるはずです カートや歩きでボールに向かいながら大体の距離からその前後2〜3本程度持っていくようにしてください。 私も グリーンまで130ヤードだとしたら PW(120yd)、9I(130yd)、8I(140yd)の3本を持っていくようにします。 そうすれば風がアゲていてもライが悪くてもほぼ対応できるからです。 ・打てる人からどんどん打っていくこと ゴルフは基本カップに対して遠い人から打っていきますが、安全が確認でき自分が早く打てる状況であれば私打ちまーすといってからショットしてください。もしトラブルしている人がいれば「私先に打ってからそちらにヘルプに行きますね」など伝え、自分が打ってから同伴者の場所に向かった方がトータルの時間が短くなります。 ・カートを前へ前へ 最近キャディさんにスロープレイでありがちなことは?と質問してみたところ。意外な答えが返ってきました。 カートがフェアウェイまで乗り入れOKの時などにスロープレイが起きる事が多いようです。 一人一人の場所に移動して一人一人打つのをカートから見守っているそうです。 最悪ですね。。。 誰かのボールを拠点にしてみんなクラブをもって自分のボールの位置に散らばってください。 打てる人から打って、打ち終わった後もカートに戻ったり乗るのではなく自分自身もどんどん前や斜めに歩いていきましょう。 そうすることで後ろの組みとの距離も離れ後ろの組みもショットしやすくなるからです。 またグリーン周りでもカップに一番近い人がカートを運転し、その他の方をグリーン手前でおろしてからカートをグリーン奥まで回してください。 ・たばこはやめましょう 初心者の方は残念ですがタバコを吸う時間はないでしょう。 初心者ほどタバコを吸いたがりますね。ゴルフというスポーツは興奮しますから。気を鎮めたいと思うのでしょうがそうはいきません。 そんな時間がるなら少しでも次のショット、次のホールの準備をしてください。 ただでさえ同伴者はあなたの行動を早くするために努力しているのです。 あなたのタバコを吸うために努力しているわけではありません。 ・前との距離を把握しましょう よくカートが詰まっている時に「前の組みなかなか打たないねー。何ヤード飛ばすつもりなんだろう?」とよく話しています。 もちろん安全を確保することは大事ですが、アベレージゴルファーが320ヤードも間を開ける必要があるでしょうか?自分の飛距離を把握していないんでしょうね。 毎ホール、毎ホール前の組をみていてもその人のショットはトータルでせいぜい230−240yd、なんで320ydも開ける必要があるのでしょう? これではスロープレイに繋がってしまいます。 メーカーズゴルフでも何度か話していますが「自分の飛距離」を把握することがとても大事です。 ドライバーが何ヤードキャリーして何ヤードランするか?これを把握するようにしておきましょう。 風も計算しながら自分のナイスショットから+20ヤードほど見ればそれ以上いくということはないでしょう。
身近にスロープレイヤーがいる場合どうしたらいいのか?特別ルールはあり!?
大前提な話ですがスロープレイヤーは自分が人に迷惑をかけていることスロープレイだということに気づいていない事が多いです。 これがとてもタチが悪いんです! 今日のラウンドに初心者がいるとかスロープレイそうだなと思ったらラウンド前に 「今日はよろしくお願いします。このコースはハーフ2時間です。スロープレイにならないように頑張りましょうね!」って声をかけていきましょう。 あとは慣れている人がサポートする以外に方法はありません。 「走って〜」 「後ろから来てますね〜。ちょっと急ぎましょうか」 「ボール見えてますよ〜」 「素振りは2回までで」 「クラブ何使いますか?」 「さあいきましょうか?」 「○○さんの番ですよ」 「○○さんどうぞ」 「さぁ走りましょうか」 「クラブは後でしまいましょう」 「スコアはカートで書きましょう」 と辛抱強く語りかけていきましょう! あとおすすめなのは 本当の初心者がいた場合は独自の特別ルールをつくってあげてください。 競技でない限り初心者には完全なルールを適用する必要はありません。 初心者に必要なのはゴルフを楽しんでもらう事です。 力量に合わせて自分たち同伴者だけでルールを適用してあげてください。 あと初心者はボールをなくす事に恐怖を覚えています。1番の消耗品ですからね。だからボールをあまり無くさないような配慮もしてあげていいかもしれませんね。 これはラウンド前に話していればOKです。 おすすめの特別ルール ・バンカーのボールは出して良い ・ラフのボールをフェアウェイに出して良い ・4パットでOK(カップから1クラブOK) ・3倍打ったら次のホールへ ・池に入った場合池の奥からとか池を避けた場所から再度ショットしていい。 ・OBは全身4打
まとめ
まずはスロープレイは一人の責任ではなく、同伴者全員の責任と認識してください。 自分は早いからではなく、遅い人がいる場合はその人をしっかりサポートしてあげてください。 クラブを聞いてあげたり、バンカーを慣らしてあげたり、ボールの行方を確認してあげたりとできることはたくさんあるはずです。 最近気づいた事があります。 初心者の他にもご年配の高齢ゴルファーにもスロープレイが目立つようになってきました。 おそらく昔は早かったであろうプレイが高齢化によってどんどん遅くなっているのでしょうね。そういった場合は同伴者の中で一番元気な人が高齢の方をサポートしてあげてください。 スロープレイはほぼ個人の問題になります。しかしその本人が気づいていないのです。 だとしたらその同伴者がそのサポートしながら気づかせるほかありません。 どうしても基準を超えるようなスロープレイになる場合は最悪ショットを撃たずにそのままホールアウトさせることも本人に一番気づかせるチャンスかもしれませんね。 これはゴルフが好きな人ほど悩ませられる永遠のテーマです。 メーカーズゴルフでもこの課題に取り組めるよう思案して参ります。